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高知県、高知市、矯正歯科、歯列矯正、歯並び矯正、見えない矯正治療、目立たない矯正治療、八重歯、受け口、出っ歯

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大人の矯正治療

矯正治療と予防、見た目はもちろん歯の健康につながる矯正治療を目指しています

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治療の時期(大人の矯正治療)

小学生以下の治療が部分的なのに対して、中学生以降では基本的には全ての永久歯が生えそろっており全体の歯並びの治療が可能です。中学生以降の時期に行なう全体の矯正治療を大人の矯正治療といいます。通常治療期間は2~3年ぐらいです。

中学生の治療
この時期はまだ身体が成長を続けている時期ですので顎も成長しています。歯の移動も成長期の方が安全ですし、顎の成長も利用できるため上顎前突などの治療には適しています。ただ生え変わりが遅い方の場合はすぐに治療が始められない場合があります。
高校生の治療
治療を始める時期としてはいつでもOKです。成長は終わってくるため骨格の改善は期待できなくなりますが歯の移動には最適な時期です。ただ治療期間を考えると高校生になったらすぐに始めることをお勧めします。始めるのが遅くなると、高校卒業までに治療が終わらず、県外への進学などに伴い転医などの継続手続きが必要になることがあるからです。
成人の治療
矯正治療は子供のものと思っている方が多いのではないでしょうか。そんなことはありません。成人でも歯の移動は可能です。子供の不正咬合は成長期ということもあってまださほど大きな弊害も出ていませんが、それに対して成人の場合は悪い歯並びの弊害がだんだん出てき始めています。不正咬合は見た目だけではなく生涯にわたっての歯の健康維持に大きなリスクファクターなのです。歯並びが悪いと、歯の周りが汚れやすく歯磨きも難しいなどセルフケアだけでなくプロのケアも難しいため、歯の健康維持に間違いなく大きなリスクファクターになっています。今更と思わないでぜひ矯正治療によるお口の環境整備を考えてみられることをお勧めします。

歯の寿命と健康寿命

これからの日本の目標は健康寿命の延伸です。健康寿命とは健康で明るく元気に生活する期間、つまり寝たきりや痴呆にならない期間のことです。そのためには、歯の寿命を伸ばすことが大切。20本以上自分の歯がある人は各年代で増えています。今後も8020運動を続けていくことによって、歯の寿命を伸ばし健康寿命を伸ばすことが可能です。

最近の研究で、高齢期に保持できている歯の本数が多い人は、健康で長生きである傾向があることが明らかになっています。単に寿命が長いだけではなく、健康寿命も長く、要介護でいる期間が短いということも明らかになっています。さらに認知症発症や転倒する危険なども低いということもわかってきています。歯が多く残っていることや、すでに喪失していても入れ歯等で口腔機能を維持することは要介護になりやすい疾患を予防し、健康寿命を延伸する可能性があると思われます。最期まで自分の口から美味しいものを食べられるためにもいつまでも健康な歯でいることがとても大切なのです。

その大切な歯を失う原因になる虫歯や歯周病にはそれぞれかかりやすい年齢があります。虫歯は子供の歯(乳歯)が生え始めてから大人の歯が生えそろうまでの成長期にかかりやすく、大人になってから新しい虫歯ができるのは珍しいことです。大人の大きな虫歯は大人になって新たにできるのではなく、子供の頃に歯を削って治療したところに生じてきます。それに対して歯周病は20歳代から40歳代にかけて自分では気づかないうちに悪くなり始め対応を誤ると高齢になるにつれて重症化していきます。初期の歯肉炎の段階では、痛みもなくほとんど自覚症状がないまま静かに進行し、気がついた時にはかなり悪化しているケースが多いため「静かな病気」(サイレント・ディジーズ)とも呼ばれています。重症化すると歯茎が腫れる、血や膿が出る、口臭が発生する、歯がグラグラするなどの症状が現れて放っておけば歯が抜け落ちてしまいます。

大人になった時点で詰め物や被せ物が少ない方は安心ですが、詰めたり被せたりする治療をたくさん受けてしまっている方は気をつける必要があります。子供の頃に削ったり詰めたりした歯がなければ、大人になって虫歯に悩むという心配はかなり少なくなるはずです。お口のケアが良い人はまだしも、そうでない場合は、虫歯になって歯を削って被せる治療を繰り返すとさらに条件が悪くなり、自然のままの歯よりもずっと虫歯になりやすくなります。さらにそれだけでなく歯周病にも大きく影響します。削ったり被せたりした歯の周辺はプラークがたまりやすく清掃も難しくなるからです。虫歯や歯周病に対して「なったら治す」のパターンを続けていくと、長寿社会と言われる現代を健康に過ごすことが難しくなります。

いつまでも健康な歯でいるためには、悪くしないで早く治療をお受けになることも必要ですが、治療にも限界があることは理解しておく必要があります。悪くなったら治すという治療に頼りすぎにならずに予防にも意識を向けることが大切です。

歯並びと歯の健康寿命

虫歯や歯周病と歯並びはみなさんが思っている以上に関係があります。歯の健康を考える上でもっともっと考えて欲しいのが歯並びです。歯の健康に大きく影響しているにも関わらず私たち日本人があまり意識していないのが歯並びなのです。歯並びが良い方はメインテナンスも短時間で効率良く効果的に行えるのですが、歯並びが悪くて歯が曲がって萌えていたり重なって萌えている方は、自浄作用が悪いためにプラークも付きやすく、ご自分でのセルフケアが難しいのはもちろん、プロの衛生士さんによる歯面清掃や歯石除去なども難しく結果も不十分になり易いのです。

このように悪い歯並びの影響は見た目の問題だけではありません。歯並びが良くなれば見違えるほど歯のメインテナンスが効果的にできるようになります。歯並びが悪いままでの歯磨きがどんなに大変なのかは、矯正治療を受けた患者さんの感想の中で「歯が磨きやすくなった」というお答えが多いことからも明らかです。もちろんそれだけでなく特に前歯が綺麗になることで、口元はもちろんお顔の印象まで美しく変化させてくれます。このようなセルフイメージのアップは、さらに歯を大切にしようというお口のケアへの関心を高めてくれるという好循環にもつながっていきます。

私たち日本人はまだまだ矯正治療を受けていらっしゃる方が少ないと思います。見た目だけでなく、歯を長持ちさせるためにも矯正治療による歯並びの改善も考えてみませんか?もっともっと矯正治療を身近に感じていただき、見た目はもちろん長く歯の健康を維持しやすいお口の環境づくりからお口の健康を考えていって欲しいと願っています。

矯正治療の適齢期

私たち日本人も以前よりは矯正治療を受ける方は増えてきていると思います。それでも矯正治療を受けている方の多くは子供で、大人で受けている方はまだまだ少ないと思います。何故でしょうか?健康保険が効かないから費用が高い、見た目はともかく健康に直接関係がなさそう、大人は歯が動きにくいため歯に無理がいきそう、見た目に矯正の器具が恥ずかしいなど理由はいろいろ考えられそうです。様々な理由はありそうですが、私は最も大きな理由は、成人で矯正治療を受けた方が少ない上に本当にして良かったというところまでその効果を実感された方が少ないからだと思っています。

比較的多くの人が受けるようになってきた子供の矯正治療ですが、成長期の子供の歯並びは一見悪く見える歯並びも成長とともに改善されてくることもあります。それに対して成人では成長による改善は期待できません。また子供の歯列不正はまだそれほど大きな支障は起きていません。それに対して成人の場合はすでに悪い歯並びの弊害がだんだん出てき始めています。歯並びの影響は見た目だけではありません。歯並びが悪いと、歯の周りが汚れやすく歯磨きも難しいなどセルフケアだけでなくプロのケアも難しいため、歯の健康維持に間違いなく大きなリスクファクターになっています。歯並びが悪いままでは虫歯や歯周病予防が難しいばかりでなく、治療もその後のメインテナンス(歯の健康維持)も難しいのです。歯で苦労をしないためにはメンテナンスで常に歯の健康を保つことが必要なのですが、歯並びの悪い方は環境が悪いためにメンテナンスが難しいのです。歯科医院に通っているのに歯の健康が実感できないあなた、もしかして歯ならびが悪いままではないでしょうか。そんな方がいらっしゃったら、今更と思わないで歯並びの治療を考えてみられたらいかがでしょうか。歯並びが良くなることでセルフケアやプロフェッショナルケアがし易くなり、歯の健康維持(メンテナンス)が格段に容易になります。このように成人においても矯正治療をお受けになることは、見た目だけではなくお口の環境改善になるため歯の健康寿命を延ばすことに大きく役立つことにつながります。

矯正治療は大人でも全く遅くはありません。むしろ大人は子供より動機もしっかりしていますし、セルフケアなど協力もしっかり得られますので子供より適した時期とも言えます。適切な矯正治療は歯の健康への投資です。矯正治療を受けた後、予防(メンテナンス)で虫歯や歯周病の治療を少なくできれば、いつまでも若々しいお口の健康ライフを楽しんでいただけると思います。矯正治療は子供だけのものではなくむしろ大人の方にこそ必要な治療だと思っています。

20才代(病気の発症を防ぐ矯正治療)

20代の方の多くは「歯周病」という言葉を聞いたことがない人はいないと思いますが、「歯周病って私には関係ないから」とまだまだ先の話だと思っているのではないでしょうか?それは大きな間違いです。悪化するのは40代からだとしても20代でも7割の方が有病者だと言われています。ただまだこの年代の方の歯周病は多くの場合軽症ですので、これから気をつければ重症化を防ぐことはまだ可能です。いつまでも美しい口元でいるためには早くからの対策が肝心です。歯周病の直接的原因は歯垢(プラーク)ですが、プラークコントロールが難しい悪い歯並びも間接的要因です。歯も歯ぐきもまだ健康なこの時期は矯正治療に最適な時期だと思います。大人の方で矯正治療を受けようと思われた方は迷わずに早い時期に受けることをお勧めします。

30~40才代(病気の進行を防ぐ矯正治療)

ちょうど矯正治療にお子様をお連れになる保護者の方達が該当する年齢です。一般に歯周病は年齢とともに進行・悪化していきますが、この年代では余程でなければまだ重症化は防げているかもしれません。ただこの年代の方も意外と矯正治療を受けた方は少なく、歯並びが悪い方も多くいらっしゃいます。さらに虫歯で治療した歯もだんだん多くなり、お口のケアも難しくなってきているのにセルフケアの指導も受けたこともななければ定期検診を受けているわけでもない方も多くいらっしゃいます。歯周病はこの辺りから10年、20年かけて少しずつ進行していきます。歯並びが悪くお口の健康に自信がない方は、まだ遅くありませんぜひとも歯並びを治すことから考えてみて下さい。矯正治療前に歯や歯茎のケアや治療が必要なことがありますが、健康な状態で矯正治療を行いその後正しいセルフケアを実践していくことでまだまだ虫歯の再治療や歯周病の進行を防ぐことは可能です。

50才代~(咬合崩壊を防ぐ矯正治療)

一般的には45歳頃までに半分近くの歯が虫歯になってしまい、さらに日本人の約8割は歯周病に感染していると言われています。この頃になるとお口の中には虫歯の治療で詰め物や被せ物をした歯が多くなり、お口の中に磨きにくい箇所が増えてくるため、ますます歯の健康を維持することが難しくなってきます。特に歯並びが悪い方は、歯がねじれたり傾いたり重なったりしたままで虫歯や歯周病の治療を行うため適切な治療が難しく、また治療をすればするほどさらに磨きにくい箇所も増えてきて、歯の健康を維持していくことがますます難しくなってしまっている場合があります。まだ遅くはありません。歯並びを治してから改めて虫歯治療を行えば、より清掃性の高い良好な結果が得られ、メンテナンスも見違えるほどし易くなり虫歯の再治療や歯周病の進行を防ぐことに大きく役立ちます。

成人男性と矯正治療

日本では矯正治療を受ける方が多くなってきたとは言え、まだま子供の矯正治療が中心で成人の矯正治療の割合は高いとはいえません。その中でも男性の割合はかなり少なくまだまだ大半は女性です。なぜ女性の方が多いのでしょうか?女性の方が健康意識や美に対する意識が高いのでしょうか?私も今までそう思っていました。確かにそういう面はあると思いますが、男性にも見た目を気にしたり健康に不安を持っていらっしゃる方はいらっしゃいます。ただ相談に行こうと思っても、矯正治療を受けている患者さんに子供や女性が多いこと、見た目を良くするための治療という面が目立つため足を運びにくい面があることも大きな要因になっていると感じるようになりました。さらに来院された成人男性にリンガル(裏側)矯正治療を希望される方が多いことにも気づきました。本来見えない矯正器具で治療したいという美的な配慮は女性特有のもので、男性は気にしないのではないかと思っていたのに意外でした。矯正治療が見た目をきれいにする治療という美容の面が強いために、男性には職場や知人などに「見た目を気にして矯正治療をしている」と思われたくないため、見えない器具で人に知られずに矯正治療をしたいという気持ちがあるように思います。男性の矯正治療を受ける割合が高くならないのにはそんな理由もあるようです。
男性だって白く輝く健康な歯と見た目が美しい歯並びはその人をとても魅力的にしてくれます。健康的で美しい歯並びが人を魅力的にしてくれることに男女の違いはありません。世界的にも矯正治療は影で隠れてするような恥ずかしい治療ではありません。日本でも健康のために多くの男性が恥ずかしがらずにもっともっと矯正治療を受けるようになる時代が来ることを心より願っています。

代表的な不正咬合

叢生(そうせい)


叢生(そうせい)


歯と顎の大きさに不調和(スペースが不足)があるために、歯がねじれたり、重なったりしてデコボコに生えてきた状態をいいます。乳歯がムシ歯などで早期に抜歯をされた場合などにも起きることがあります。乱杭歯ともいい、八重歯もこの叢生の一症状です。歯と歯が重なり合って歯ブラシがとどきにくいため、歯垢(プラーク)が残りやすく虫歯や歯周病になるリスクが高いと言われています。
空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)


空隙歯列弓(くうげきしれつきゅう)


叢生とは逆に歯と顎の大きさの不調和(スペースが余る)があるために、歯と歯の間に隙間が生じている状態をいいます。顎の大きさが大きい、歯のサイズが小さいなどの他に歯の欠損や埋伏歯がある場合にも見られます。また舌の大きさや習癖により歯が外側に押し広げられていることが原因の場合もあります。見た目が良くない、物が挟まる、その他発音に影響が出ることもあります。

 

上顎前突(じょうがくぜんとつ)


上顎前突(じょうがくぜんとつ)


一般的には「出っ歯」と言われる咬み合わせのことで、上の前歯が下の前歯よりも過剰に前方に出ている状態の咬み合わせのことを言います。上顎の過度な前方への成長や下顎の不十分な成長による骨格性の場合と、上の前歯が前方に傾斜して萌出したことによる歯性の場合があります。前歯で物を咬みづらい、口をうまく閉じにくいため口呼吸になり易く、発音に影響が出る場合も有ります。また、外観上の問題から心理面に影響を及ぼすこともあります。
下顎前突(かがくぜんとつ)


下顎前突(かがくぜんとつ)


一般的には「受け口」や「反対咬合」とも言われ、下の前歯が上の前歯よりも前方に出て咬んでいる咬み合わせの状態を言います。下顎の過度な成長や上顎の過度な成長や上顎の劣成長による骨格性のものと、上の歯が内側に傾斜したり下の前歯が前方に傾斜している歯性のものがあります。上下の前歯が合わせられなくて咬みづらいほか、発音にも影響する場合も有ります。また下顎が出ているため外観上の問題から心理面に影響を及ぼすこともあります。
過蓋咬合(かがいこうごう)


過蓋咬合(過蓋咬合)


上下の咬み合わせの重なりの度合いが大きい状態を言い、時には下の前歯がほとんど見えないほど深く咬みこんでいる場合もあります。奥歯で噛み締めた状態で、上下の前歯は、通常2~3mm程度の重なりがあるのが望ましいと言われています。上下の前歯が深く咬みすぎているため下顎の歯が上顎の口蓋粘膜に当たり痛みを引き起こすことがあったり、下顎の動きが制限され易く顎関節症になり易いとも言われます。
交叉咬合(こうさこうごう)


交叉咬合(こうさこうごう)

通常奥歯は上顎の歯が外に被さるように咬んでいますが、左右どちらか一方、あるいは両側で上下の奥歯が逆に咬み合っている(舌の奥歯が外に咬んでいる)状態をいいます。上下の歯列弓の幅径に不調和が見られる場合と骨格性に下顎がズレて咬んでいる場合とがあります。先天的な要因もないとはいえませんが、頬杖や睡眠姿態など後天的な要因も大きいと言われます。通常上下の前歯の正中がズレていることでわかります。
開咬(かいこう)


開咬(かいこう)

奥歯が噛み合っていても上下の前歯が開いていて前歯が噛み合っていない状態を言います。遺伝的な場合もありますが、子供の頃からの指しゃぶりや舌の癖(舌を突き出すとかいつも舌が低位にあるなど)、鼻疾患やそれによる口呼吸なども原因として考えられます。前歯で噛み切れないため咀嚼障害が出てきます。また奥歯や顎関節に負担がかかり歯周疾患や顎関節症の誘因になるとも言われています。また見た目にもよくありませんが、発音にも支障が出る場合もあります。

包括的治療

  • 歯周病になっている
  • むし歯治療した歯が多い
  • 歯がないところがある
  • 部分入れ歯をしている

このような状態の方はもしかしたら矯正治療は無縁と思われていないでしょうか?歯みがきなどに気をつけていても歯並びが悪い状態では長く健康に歯を維持させることはなかなか難しいものです。思い切って歯並びを治してみると見違えるほどお口の状況が良くなることがあります。歯医者さんにかかっているのにお口の状態が良くならないと感じている方で、歯並びの悪い方は今更と思わずに是非一度矯正治療について相談されてみることをお勧めします。ただこの場合ようなの治療は矯正歯科医だけの治療では不十分で、歯や歯ぐきの治療を担当していただける一般の歯科医院との連携が必要です。歯並びが良くなることで一般の歯科治療が格段に行ないやすくなります。無理のない矯正治療はお口の環境改善になり、間違いなく長期の歯の健康に繋がります。基本的に矯正治療に年齢制限はありません。気になられた方は是非検討されることをお薦めします。

 

大人の治療に用いられる矯正装置(器具)

中学生以降の大人の矯正治療は全体の治療になるため、1本ずつ歯を動かしたり、場合によってはまとめて動かしたり、歯の角度を変えたり、3次元的に正確に歯を移動するなど複雑な作業が必要です。これを可能にするのが「マルチブラケット法(エッジワイズ法)」という方法です。原型は1930年頃に作られここまで改良・発展を重ね現在に至っていますが、一本一本全ての歯にブラケットという器具をつけて治療を行なう基本的なメカニズムは今でも変わることはありません。ただ近年の改良・発展は目覚ましく、より快適にかつ的確に歯の移動を行えるようになってきたことで治療結果の向上にも目を見張るものがあります。
また最近は見た目を重視した矯正器具が開発され使用されるようになってきています。ただ見た目が良いというメリットはあっても操作しにくい点が多いのこともあります。このように矯正器具にはそれぞれ長所・短所があります。器具選びは見た目だけでなく治しやすさなど治療効果も考慮して選んで欲しいと思います。

マルチブラケット装置の特徴

メタルブラケット セラミックブラケット マルチブラケット法
  • 基本的な矯正装置です。
  • 歯にブラケットという矯正器具を接着します。
  • ブラケットには金属やセラミックやプラスティックなど材質により種類があります。
  • 基本的には表面に接着しますが裏面に接着するものもあります。
  • 治療に用いるワイヤーにも材質により種類があります。

その他

抜歯・非抜歯について

抜歯・非抜歯について、どちらの対応が良いのかを患者さん自身が納得して決めることができるように、十分に時間をかけて丁寧な説明・相談をしていくように心がけています。

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保定装置について

矯正治療後2~3年は保定装置(リテーナー)という装置を使用し、後戻りを防ぎます。

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高度な矯正治療

当院では、唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)の矯正治療や、外科的矯正治療にも対応しております。

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